鳥取プレイランド――閉園後に聞こえる笑い声

鳥取県内にある、かつて多くの家族連れで賑わった遊園地。

今では閉園し、静かな時間だけが流れている。

これは、まだ施設が営業していた頃、夜間の管理をしていた男性から聞いたという話だ。

ある日の夜、男性は閉園後の園内を見回っていた。

昼間は子どもたちの声や音楽で賑やかな場所も、夜になると別世界だった。

遊具はすべて止まり、園内には風の音しか聞こえない。

男性が園の奥へ進んでいると、

「……きゃっ、きゃっ」

突然、子どもの笑い声が聞こえた。

こんな時間に子どもがいるはずがない。

男性は足を止め、耳を澄ませた。

すると今度は、少し遠くから、

「ねえ……遊ぼうよ」

という声が聞こえた。

男性は誰かが残っているのだと思い、声のした方向へ歩いていった。

しかし、そこには誰もいない。

ただ、暗闇の中で遊具だけが静かに佇んでいた。

不思議に思いながら戻ろうとした、その時だった。

背後から、

「待って……」

と、小さな声がした。

男性が振り返る。

誰もいない。

だが、さっきまで止まっていたはずの遊具が、

ギ……

ギ……

と、ゆっくり動き始めていた。

風は吹いていなかった。

男性は急いでその場を離れた。

そして管理棟へ戻ろうとした時、園内放送のスピーカーから突然、雑音が流れた。

ザーッ……。

その直後、

「本日の営業は終了しました」

という、昔の案内放送のような声が響いた。

男性は凍りついた。

なぜなら、その声の最後に、

「……でも、まだ帰りたくない」

という子どもの声が重なって聞こえたからだ。

それ以来、男性は夜の園内を一人で巡回することを避けるようになったという。

そして、閉園した後も、ときどき近くを通る人から、

「誰もいないはずの園内から、子どもたちの笑い声が聞こえる」

という話が聞かれるようになった。

もちろん、それが本当に何かの声なのか、それとも風や建物の音なのかは分からない。

ただ一つだけ――

夜の静かな遊園地で聞こえる子どもの笑い声ほど、怖いものはない。

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