2016年10月27日木曜日

【後味の悪い話】濱マイクの第8話 「一時間700円」


82 : 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[sage] 投稿日:2015/04/11(土) 02:41:42.49 ID:qIHl9p/p0.net [1/4回]
TVドラマ版私立探偵 濱マイクの第8話 「一時間700円」

ゲスト俳優に浅野忠信、柄本明が出演したことでも話題になった回。

色々問題があり、パスポートが作れず妹との海外旅行を諦め、
暑い中仲間たちとはしゃいでるマイク(永瀬正敏)
そこに久々の依頼者が現れる。

その依頼者はマイクの鑑別所時代の知り合いで牧師をしている男(柄本明)
依頼内容はマイクと出会う十年くらい前に懺悔室で出合ったある少年(名前はユキオ)を探してほしいとのことだった。

その少年は町で娼婦じみたことをしている母の元で生まれ、荒れた生活を送り
町中からつまはじき者にされていた。
その少年が当時牧師がいた教会に来て、「僕はお母さんに酷い事をしてる○○のじいさんの家に火を付けました。
じいさんは多分死んだと思います。でも正直じいさんよりもじいさんが飼っていた文鳥がかわいそうです。」
という懺悔をした。

実際はじいさんは死んでおらず、文鳥だけが死んでいたのだが、その少年の告白に戦慄を覚えた神父は恐怖心から
「君が心をそうやって痛めてるのなら神様は君を許してくれるだろう。神様は君を愛してるんだよ。」と宥めた。

その後少年は母親とともに町から姿を消し今は生きているのかも分からないという。
その後少年は本当に救われたのか?もしかしたら恐ろしい人間に成長しているのではないのか・・・?という疑問から
昔の知り合いで信頼できるマイクに依頼を持ち込んできた。


83 : 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[sage] 投稿日:2015/04/11(土) 02:58:34.57 ID:qIHl9p/p0.net [2/4回]
マイクは早速捜索を開始し、ユキオのその後を知るような人物
(警官やヤクザなど)に片っ端から接触した。

場面が変わりユキオ?らしき人物(浅野忠信)が拳銃を人に向けているシーンが始まる。
そのまま撃つのかと思いきや弾を一発だけ込めてその銃を相手に渡すユキオ。
「運試しだよ、ロシアンルーレット。俺が死んであんたが助かるか・・・あんたが死んで俺が報酬を貰うか」
「てめぇなんのつもりだ、そんなことできるわけねぇだろ」
「仕方ないだろ、俺あんたを殺せって頼まれちゃったんだから」
などの会話を経てユキオがロシアンルーレットに勝利し、死体から血を流したあと
近くにある証明写真ボックスに入っていく。

そこで、「神様、今日も僕は人を殺しました。相手はヤクザ、たぶんすごく悪い人間です。」
「僕がこうして生きていられるのは神様が愛してくれているからなんですね。」と言い証明写真ボックスを
懺悔室の代わりに使っていることが示唆される。

一方マイクはユキオの過去をよく知る元ヤクザのおかまちゃんから話を聞く。
「奴がチンピラを半殺しにして少年院入れられた後、奴の家から奴の母親の死体が出てきたのよ~」
「んで当時あたしが若頭を務める組に入ってきたわけ~、親殺しのユキオちゃんと名づけて可愛がったものよ~」
「あいつ死にたがってた所があったわね、とにかくあいつには関わらないほうがいいわよ、手を引けるうちに引いときなさい。」と忠告も受けるマイク。

一方ユキオのほうは似たようなやり方でまた別のヤクザを殺して、いつものようにボックスで懺悔をしていた。



84 : 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[sage] 投稿日:2015/04/11(土) 03:13:16.66 ID:qIHl9p/p0.net [3/4回]
そんなこんなで事務所に帰ってくるマイク。
受付の女の子(井川遥)が居ないことを怪しみつつも事務所の中に入ると
そこには縛られた彼女と彼女に銃を突きつけるユキオがいた。

マイクもあっさりと両手を縛られ、銃を突きつけられる。
「俺自分のこと探りいれられるの大嫌いなんだよね、探偵さん」
そう言いマイクにロシアンを強要してくる。
マイクが「ふざけんな、無理に決まってんだろ!」と言うと
女の子のほうに強要してきた。
彼女が撃つか撃たないかという瞬間に偶然からか非常ベルが鳴り響きユキオは
「あんたらも神様に愛されてるんだな」といい逃げ、一命を取り留める二人。

牧師がいま勤めている教会の懺悔室でこれまでの報告をするマイク。
「あいつは殺し屋をやっている、会うのは無理だと思う。」
「そうか・・・殺し屋というのは本当だったか・・・。」
ユキオが今どうなってるか噂である程度は知っていたらしい
責任感からそれでも彼を救ってやりたいという牧師。
「俺はあんたの説教が大嫌いだった、でも今のあいつを救ってやれるかもしれない」
そうしてマイクは殺し屋であるユキオと牧師を会わせる為の準備を始めた・・・。



85 : 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[sage] 投稿日:2015/04/11(土) 03:25:22.38 ID:qIHl9p/p0.net [4/4回]
マイクは情報屋の美女(小泉今日子)とアーケードゲームをしながら
「どうすればいい?」
「相手は殺し屋なんだから依頼すればいいんじゃない?」
「窓口は知ってるけど・・・高いわよ」

そうしてユキオを呼び出すことに成功し、牧師が待つホテルの一室にユキオがやってきた。
牧師のほうは一目見て彼がユキオだと分かったがユキオは気づいてない様子。
牧師が「依頼とは・・・私を殺してほしいのです。」
「あたまおかしいのか?本当に殺してやるよ。怖くねぇのか?」
「怖いですよ!でも君に真実を伝えるまでは死ねないんだ!」

そうこう会話を交わすうちにユキオもあの時の牧師だと気づく。
「いまさら説教かよ」
「説教じゃない・・・真実だ、君は神様に愛されてるから生きてこれたんじゃない、
君が無意識のうちに生きたいと願っていたから生きてこれたんだ!!」

牧師に会って以降の人生を全否定されたユキオは激昂し、牧師に銃を放つ。
そこで隠れて見守っていたマイクが現れ牧師を介抱したが牧師は
「これが運命だ・・・私は遅かれ早かれガンで死ぬ予定だった・・・
そうなる前に彼を救ってやりたかった・・・」と言い残して死ぬ。

悲しみとも怒りともつかない表情のユキオが疾走するシーンでFin.

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