677 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[sage] 投稿日:03/07/22 10:07
私が4,5歳だったころ、今住んでいる家に引っ越す前の話です。
小さい頃よくばぁさまや、親戚のおばさんに
「人形を馬鹿にしてはいけないよ。」
「祟られたり怖い夢を見てしまうよ。」
などと言われていました。
幼い自分はその言葉を信じて、怖がりました。
そんなある日。
ひな祭りもまじかに迫っており、家にはガラスケースに入った雛人形を飾りました。
私は少し怯えつつもなぜかばぁさま達の言葉を裏切り、雛人形に対し
馬鹿にした言葉を吐きました。(バーカバーカみたいな事だったと思います)
内心ビビリつつも。
私はいつも雛人形の飾られてる部屋の隣で両親と寝ていました。
両親はまだ起きていたと思います。
部屋を豆電球にして寝ているました。
その晩・・・。
いつものように寝ていると、ふと目が覚めました。
すると雛人形のある部屋のふすまがスススーっとゆっくり開きました。
私は何事かと目を凝らしいて見ていました。
ゆっくりと開く襖の間から、徐々に雛人形が見えてきました。
678 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[sage] 投稿日:03/07/22 10:08
なんと!お雛様の目が光ってこっちをみているではありませんか!
私は直感的に怒っていると感じ、ヤバイ!と思いました。
母親に助けを求めようと体を動かそうとしたら・・・
「!?」まだ幼い私でしたが金縛りに会いました。
声も出ない。体も動かない!
そのころ私は金縛りなんて言葉は知りもしません。
とにかく恐怖でした。
襖が開くのが止まったと思うと、次は私の寝ている部屋の押し入れが
ゆっくりと開き始めました。
金縛りの解けぬまま目だけを動かし、必死に押し入れを凝視。
とにかくヤバイと思いながらも目は押入れの方に。
真っ暗な押入れの中。。。
すると、私の体が少し浮いた感じになり、
そのままズズズと押入れの方に引っ張られているではありませんか!
もう恐怖でたまらないのに体も動かず、ただ声をだそうと必死なのに、
うううっとしか出ず、このままどうなるのだろうと思いました。
だんだん押入れの方に引きずられ、とうとう押入れの戸のところまで!
耳元で唸るような低い声が聞こえてきました。
押入れの中に引っ張られてもうすぐ中に引きずり込まれる~!
679 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[sage] 投稿日:03/07/22 10:09
その後どうなったか覚えていません。
気を失ったか、寝てしまったのか。
今も何事もなく生きてるので、記憶にはないですが
翌日普通に起きたのだと思います。
金縛り、人形の光る目、真っ暗な押入れの中、唸るような声。
確かに私の記憶には残ってます。
幼い頃なのではっきりと事実とも言いがたいのですが、
一体何だったのか、現実か夢なのか今になってはわかりません。
その日から人形に対しての思いがより一層強くなり、
馬鹿にする、粗末にするなど考えもしなくなりました。
何となくですが、呪いとか魂が人形に何か宿ってるのではと思います。
それっきり何も起こらなくなりました。
私はその事件があってから、毎日お雛様にお供え物をしました。
(といっても、ご飯や、サラダをお皿に乗せてお供えする程度ですが)
今でも人形は苦手です。(リカちゃんはOK)
怖くなかったかもしれませんでした。
長文失礼いたします。
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