2016年10月26日水曜日

【後味の悪い話】月刊パソコン雑誌に連載されていた漫画「行け行けセンリ」


56 : とあるパソコン漫画 1/2@\(^o^)/[sage] 投稿日:2015/04/09(木) 18:09:11.05 ID:9QEfE0qH0.net [1/2回]
20年以上前に、とある月刊パソコン雑誌に連載されていた漫画「行け行けセンリ」
(確かこんなタイトルだった)

内容はよくあるハウツー物。
Windows95が出る前、OSの主流がMS-DOSで一般人にはまだ敷居が高かった頃、パソコン初心者のサラリーマン「センリ」(千里?)が、仕事のためにパソコンを覚えていく奮闘ぶりを通して、パソコンの仕組みや使い方を分かりやすく読者に説明するもの。

主な登場人物はセンリの他は以下の3人(名前は忘れたので、適当にあだ名にしておく)。

 ・腹黒
  センリの同僚でパソコンには詳しいが性格が悪く、何かにつけてセンリを見下し馬鹿にする。

 ・マドンナ
  センリの同僚で同じくパソコン初心者。美人で性格が良い。

 ・センリの妹
  高校生。パソコンに詳しく、センリの先生役。

毎回のパターンとしては、パソコンを使う仕事を振られてどうしていいか分からないセンリに対し、腹黒が「けっ、お前にできるもんか」なんて罵倒する。
それを見たマドンナが「そんなことないわ、あなたならきっとできるわ」みたいに励まし、発奮したセンリが妹に教えを乞い猛勉強してなんとか仕事をこなす。
最後にマドンナが「センリさん、すごいわ」なんて褒めて、腹黒が「ちっ」とか言って、それを見たセンリがドヤ顔をする、というような非常にベタな感じ。
不器用で憶えの良くないセンリだが、持ち前のやる気で地道に勉強してかなり高度なこともできるようになり「もう腹黒にはでかい顔させないぜ!」てな感じに自信をつけていく。




57 : とあるパソコン漫画 2/2@\(^o^)/[sage] 投稿日:2015/04/09(木) 18:10:18.86 ID:9QEfE0qH0.net [2/2回]
だが、最終回で驚愕の展開が待っている。
センリの周囲の者は全員がグルで、センリにパソコンを覚えさせるために共謀していたのだ。
黒幕はセンリの上司。
腹黒は本来は性格のいいナイスガイなのだが、上司の命令でわざと嫌な奴を演じてセンリを発奮させていた。
マドンナは逆にセンリを励ましてやる気を出させる役で、腹黒とはアメとムチの関係。
更にこの上司はセンリの妹まで引き込んで、先生役をさせる徹底ぶり。
もちろん、センリはこのことを全く知らない。

この完璧な布陣でセンリのスキルを爆アゲさせた上司は、上機嫌で3人に礼を言いながらも「このことは内密にね」と釘を刺す。
しかし、マドンナは「こんなの間違ってるわ」と思い、センリに真実を告げる。
それを聞いたセンリは、怒りもせずに「なんだ、そうだったのか」とあっさり受け入れてしまう。
そして翌日、上司とマドンナの見守る前でセンリと腹黒は「これからもよろしくな」と笑顔で握手を交わすのだった。
これで終わり。


センリ、人良すぎ・・・

別にこの漫画のファンだった訳ではないが、毎月見てきたセンリ以外の登場人物の所作がすべて芝居で、センリの成長も周りにいいように操られた結果だったというオチ。
その上、真相を知らされてもなんのわだかまりも見せないセンリに、「センリ、怒れよ!!」と思わず突っ込みを入れてしまったのは嫌な思い出。



58 : 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[sage] 投稿日:2015/04/09(木) 19:22:32.60 ID:uh9xhh5ZO.net [1/1回]
使えない部下を見捨てずに部署が一丸になって鍛えてくれたホワイト企業

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